MEMOMEMO

ツイッターでうっかり滾ってやらかした、銀土おもらしミニＳＳ。
一時のテンションに身を任せると色々危険という話。
すごい短いですが所謂小スカネタなので苦手な方はバックトゥザフューチャー。





「ぎ、ぎんっ……！やめっ、や、あ……まっ、待てっ！」
「何言ってんの、こんな気持ちよさそーに銀さんの咥えこんどいて」
　前ももうガマン汁ダラダラだぜ？と、背後からのしかかった男が耳元であざ笑いながら、尚も腰を突き入れる。その瞬間、下腹部に疾走った痛みのような衝撃に、快感に支配された脳内にふいに警鐘が鳴り響いた。
「や、めっ、やめろ！今、はやめっ……っは、離せ！」
　確かに、銀時によって開発された躯は、その後孔に熱い肉棒を突き入れられ快楽を覚えている。だが、それ以上に頭を擡げる恐怖が、土方にこれ以上の行為を拒ませた。
　そういえば今夜は、居酒屋からホテルに来てすぐベッドに押し倒された。つまりは、シャワーもトイレも使っていないということで。
　そして先刻まで自分たちは、飲み比べと称してこの寒い中ビールを馬鹿みたいに空けていた、わけで。
「た、のむっ、銀！抜いてくっ…、あ、ヒアアッ！」
　まずい、とその思考に本格的に行き着いた瞬間、火照っていた顔からざあ、と血の気が下がる。
　咄嗟に背後を振り向き、制止しようとした瞬間、しかしそんな土方をあざ笑うかのように、男が一層激しく腰を突き入れた。
「オイオイ、何言っちゃってんですかあ？ここで待ったとかありえねーの、てめーも男なら分かんだろ？」
　それとも。
「……どうしてもやめてほしい理由でも、あんの？」
　なぁ十四郎？と酷く愉しげに、そして意地悪く囁いた男の右手が、引き締まった腰からするりと下腹部へ回される。
　腹に着くほど勃ち上がった自身には触れることなく、ヒクヒクと戦慄くソコを掌で優しく撫でる仕草に、土方は銀時が今の自分の状況を過たず理解していることを悟り、硬直した。
「なぁ、ほら、言えって」
ちゃんと言えたら理由によっては離してやるぜと笑う男の掌が悪戯に肌を這う度、くすぐったさとそれを遥かに上回る恐怖で四つん這いにされた四肢がビクビクと痙攣する。
　もし今、そこを押されたら、自分は。
　自分、は。
「……め、て」
「ん？」
「…やめて、くれ……ら、しちま、から……」
「聞こえねーよ」
「ヒグッ！？」
　焦れたように軽く腰を突かれ、身体の内側から膀胱を押し出されるような感覚に、土方は大きく背をのけ反らせ四肢を強張らせた。
　反応した自身の先端から、快楽の先走りではないものが僅かに零れ、シーツに落ちたのが感覚で分かる。一度自覚した尿意は、もう限界寸前だった。
「やめっ、やめ、ろ！おしっ、こ、漏らしちまっ…からぁっ！」
　ついに土方は、シーツに顔を埋めその懇願を口にした。
　大の男が発するには余りに拙く、恥ずかしい言葉。だが今の土方にはそんな矜持を保つだけの余裕など残されていなかった。
　言ったから抜いてくれ、と羞恥を押し殺し震えながら振り向いて。
「あ……」
　だがそこにあったのは、セピア色の逆光を背に酷くサディスティックに自分を見下ろす、支配者の雄の貌だった。
「悪ィ、やっぱ抜くのムリ」
「なっ、ヒ、ヒアッ、アアアアアッ！！」
　土方の懇願をあっさりと跳ねのけた男が、一際激しく最奥を突くと同時に、その右手で容赦なく下腹部を押さえつける。
　その瞬間、土方の中で必死に堪えていた何かが破裂し、自身から勢い良く迸った。
「ア、ア、アァアアア…ッ……ッヤ、ア……み、るなっ…みる……ない、でえぇっ……」
　淫靡な水音とともにジワリとシーツを濡らしていく生温かい液体とツンと鼻をつくアンモニア臭。
　自分が何をしたのか頭では理解するのにも思考と感情がついていかず、一度決壊した堰は長く留められた分止まらない。
「アア、アッ……や、あ、いやっ、いや、だ……るな、見る、なああっ……ア、アアッ……！」


　背後から、きったねぇなァオイと嘲る声が聞こえるのにも、土方はただ四肢を震わせて、壊れたテープレコーダーのように、いやだ、見ないで、と繰り返すことしかできなかった。

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以上、ＳＭばかっぷるomrsプレイでした。